「サークルか全国大会で優勝しました!」という、一見すると華々しいこときわまりない自己PRをする学生もいる。
しかし、よく聞くと、自分は補欠選手だったという。
チーム全体をサポートするなどのことはやっていたかと思うが、偉いのはサークルのメンバーであって、彼個人ではない。
まったく意味がないアピールである。
一方、「珍しいポイント」がない学生はひたすら落ち込む。
「私には、アピールのネタになることが何もない」と思ってしまうのだ。
自己PRのネタになるようなことを大学時代につくろうとする学生がいてもおかしくはない状況である。
「週刊エコノミスト」経済週刊誌で毎週月曜発売。
新聞社発行のせいか堅め。
専門家執筆の多さが特徴。
最近は金融ネタも多いので志望者は一読を。
このようにして、「就活のための学生時代」ができあがっていく。
くれぐれも間違ってはいけないのは、企業は「珍しい体験」「すばらしい実績」を買おうとしているわけではないということである。
そういった体験のあるなしに一喜一憂するのは無意味だ。
企業の人事担当者に聞くと、べつに「珍しいことをやっていたかどうか」は重要ではないという。
『たしかに、よく見えてしまうというのは事実ですが、選考が進むにつれて、化けの皮は剥がれていきますよ。
複数の面接官の視点で本質を見抜こうとしているものです」(メーカー・人事部)「変わった体験はべつになくても構いません。
極端な話、コンビニのバイトでも大丈夫です。
でも、それを掘り下げて振り返ってほしい。
見ているのは、ある行動にどんな思いで取り組んだのか、そこでどれくらい成長したのか、自分にどんな変化かあったのか、自分のどんな価値観に気づいたか、です」(IT系企業・人事部)一般週刊誌で毎週月曜発売。
スキャンダル記事が多く、日本「週刊現代」相撲協会とは大喧嘩中。
オヤジ世代の発想を知るならこれ。
それでも、学生は不安になる。
かくして、自己PRのネタがなくてイタがる学生、自信満々の表情でイタい自己PRをする学生が量産される。
納豆人間にはウンザリだ「私は納豆のようにねばり強い人間です。
と言いますのも、サークルでは体育会なみの練習を日々、地道にこなしてきました。
結果、難敵を倒し、学内大会で優勝することができました。
このねばり強さを御社でも活かしていきたいと思います!」(学生)「はい、自己PRありがとうございました(ちぇ、また納豆人間かよ)」(面接官)『納豆のようにねばり強い人間です』「エアコンのように適応能力抜群です」など、学生はとこで学んだのか、はたまた自分で考えたのかわからないが、「○○のように××な人間」という自己紹介をしたがる。
自分の個性をアピールするために、「わざとらしい、イタい個性」を[一見、わかりやすそうな言葉]で表現する。
写真多用の読みやすさと中吊り広告の一行オヤジギャグが有名。
一時は就活記事が頻発。
「○○のように××な人間です」と自己紹介する学生の特徹納豆人間の例で言うt.ねばり強くも栄養満点でもなく、むしろ人間としての弱さが口立ち、元気でも奥深くもない。
名が体を表していないいかにも一生懸命練習した面接になっていて、自然な会話かできない。
簡単な質間をしても、わざとらしい応対になり、少し突っ込むと玉砕する。
実はコミュニケーション能力が低い。
A一方通行のコミュニケーション就活には力を入れているか、それ以外にがんばったことがない。不安で不安でしょうかなく、人間的にも成熟しておらず、話がイチイチ退屈。
特に「納豆」は大人気だ。
ただ、「納豆人間」はたいていの場合、面接などを進めてみると、納豆ほどねばり強くも栄養満点でもなく、名が体を表していないケースがほとんど。
「お前、納豆食べたことあるのか?」と思わず突っ込んでみたくもなる。
面接などで、「○○のように××な人間です。
と言いますのも、□□能力があるからです」という自己紹介をする人には、おもしろいことに上図のような共通した傾向があると思う。
実際、人事担当者へのヒアリング結果では、「○○のように××な人間」「□□能力がある人間」という自己紹介をした人で内定した人は少なかった。
決して、杓子定規でそのような自己紹介を「週刊文番」一般週刊誌で毎週木曜発売。
女性でも読みやすいオヤジ週刊誌として定評。
朝日・読売とは両方とも仲が悪いらしい。
する人=おもしろくない人と断定して、落としたわけではない。
結果的に、面接の内容においても、実際の人物の印象などにおいても、通す理由がまったく見当たらないというのだ。
面接を通過するのは、自然な自己紹介ができる人だという。
「○○のように××な人間」というような、わざとらしい自己紹介をせずとも、自分の人となりを自然体で紹介できる人というわけだ。
一見、個性があるように取り繕うが実は無難な個性しか持っていない人間、マニュアルに頼り切っている人間は、どの会社も欲しくはない。
大手広告代理店でリクルーターをしていた経験のある男性はこう語る。
「印象に残る学生というのは、わざわざ自分から○○のような人間とは言いません。
会ったあとに、あいつは○○みたいだったなあと、自然に評価されるものですよね」これらの声はいちいちうなずける。
「○○のようにXXな人間」なのかどうかや、「□□能力がある」かどうかは、自らア「創」「つくる」と読み、マスコミ業界志望者の間では企業別研究がしやすいことで有名な雑誌。
囚人・犯罪者インタビューの多さもウリ。
ビールすることではなく、人事担当者が判断することだ。
面接を通る学生は、自分から「私は○○のような人間です」とは決して言わない。
こうした学生の面接のあとには、面接官同士で「今の学生、納豆みたいな奴だったなあ」「さっきの学生は□□能力高いよ。
あの子はぜひ欲しい」というような会話が自然と起こる。
評価するのは相手だ。
自分から、もっともそうなキャッチコピーをつくる必要はない。
私がこの話をするときは、合コンにたとえることにしている。
「たとえば俺がさあ、『キムタク似と言われる石渡でIす』と自己紹介したとして、君はどう思う?」自らの名誉のために断わっておくと、合コンでは絶対にそんなことは言わない。
なによりもまったく似ていないからだ。
あくまでも、たとえである。
「え〜、それは………ちょっと引いちやいますよね」「(この野郎、正直な感想を言いやかって……)そうでしょう、そうでしょう?もし似ていれば、自分から言わなくても『キムタクに似ているって言われません?』と相手が話を振ってくれるはず。
面接での自己PRも同じだと思うよ」「編集会議」出版業界志望の学生間では有名。
r創」に比べればかなりライトなつくり。
広告業界志望なら「宣伝会議」を。
こう話すと、だいたいは納得してくれる。
コピペしたような、「納豆人間」などというわざとらしい自己PRをせずに、自然体で自分という人間を語っていただきたい。
「勝利の方程式」は惨敗への近道人事担当者によると、大学3年生の6月頃に行われるインターンシップ(インターンシップに関しては、第4章で詳述する)説明会に足を運ぶ学生たちは、必ずと言っていいほどつぎの質問をしてくるという。
「エントリーシートでは何を見ているのでしょうか?」「面接では何を見ているのでしょうか?」「通る人のポイントはなんでしょうか?」選考まで半年以上時間があるというのに、ずいぷんと気の早い質問だ。


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